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#GTAソロコンテスト エントリーレビュー③

こんばんは、メルです。

寒くなってまいりました。年の瀬ですがいかがお過ごしでしょうか。
12月に入るまでは年末感が全く無いのですが、師走に入るといきなり雰囲気が出てきます。
僕が何事も期限ギリギリまで取り掛からない性格だからそう感じるだけかもしれませんね。
年始の「これから始まる」って感じより、年末の「終りが近い…」って感じのほうが好みなんですよ。シンフォニックメタル的クライマックス感…!

さて、ソロコンテストに4~6件目のエントリーをいただきました!
これで景品があぶれることもないだろうと一安心なところです。
※せっかく寄せていただいた演奏ですから、良い部分そうでない部分含め真剣にコメントさせていただきます。偉そうに見えたらすみません。
※時期やその時の状況によって文字量が変わります。多い少ないあると思いますがご了承下さい。



エントリーNo.④


たんきそんさんからエントリーいただきました。ありがとうございます。
ブランドはどこのなのでしょう。暗めのメタリックパープルのストラトからメロウなサウンドで弾いてくださいます。この御方の動画を拝見するとギターのスラップがめちゃくちゃお上手なのですが、今回はメタル系ソロに挑んで下さいました。
生音も聞こえる撮影環境のようですがしっかりのギターの音が聞こえ、修正なしの一発勝負なのが分かります。
演奏のほうですが、三拍子+四拍子のC#mの部分、発音わずか10音。
発音のタイミングが、意図的に外しているのか、外してしまっているのか、良くも悪くも危うさを感じるところです。ただこのアプローチは空間系のエフェクトを派手に後からかけてトリッキーな方向に持っていくと面白いかも、と個人的に感じる部分でした。
四拍子からはE♭mのスケールに忠実なソロ運び、ミュート音を聞く限りゲインは絞り目でしょうか。かなりスッキリとした音に聞こえます。全体を通して下って上るスタンダードなスケーリングに基づいたソロ構成。ここはここぞとばかりに音を詰め込みたくなるところかもしれませんが、典型的なテクバリバリのソロに比較したときのたんきそんさんの音数の少なさだと流石にフレーズが頭に残りやすいですね。
惜しいのは最後の一音が完全に外れてしまったところ。ソロの後もさらに転調しているオケですからここも難しいところなんです。今のところでもソロ終わりにしばらく続きを入れている箇所のアプローチが本当に人それぞれです。
おこがましいところではありますが、もしメタル系のソロ強化を視野に入れるならば、オケのキメと合わせる部分、オケから浮き立たせて独立して動く部分の対比を強調する、または緊張感を煽るテンションノート(スケール外だけど装飾的に入れるとかっちょいい音)を含んだ音の並びやエフェクト、オケとの絡みトータルバランスを研究されてみるともっと良くなると思います!
自分のことを棚に上げて偉そうに…と我ながら思います。


エントリーNo.⑤


Takubon@T²Labさんよりエントリーいただきました。ありがとうございます。

これはびっくり…なんだかオーラの漂うストラトのシングルPUから出されるえらく太い音…僕が最もどうやって作るのか未研究な分野のサウンドメイキングです。だってストラト+メタル=イングヴェイのジャキジャキなサウンドという凝り固まった考えに毒されておりますから。そして動画を再生・音運びを聴いて更にびっくり。直感的に「この方メタル畑に殴り込んできたジャズかブルース畑の住人だ…!」と感じざるを得ませんでした。拝見するところ僕よりも年長者とお見受けしますのであまりでかい態度で書くのも憚られますが、あえて書かせていただきます。これがソロコンテストの面白さ。よくぞ殴り込んできてくださいました。とても楽しいです!
演奏ですが、暫定長三度ノート使用率1位でございますね。簡単な変拍子とはいえ、結構バックのギターやドラムに惑わされるオケを仕掛けましたが拍の頭をしっかり捉えている事がわかる安心の演奏。ここでの安心という言葉はスリルの対義語ではなく、スリルやテンションを演出する土台となる「弾けている。理解している」ことが伝わる安心感です。
全体に散りばめられた半音下からのグリスや、0:22の音なんかジャジーですもの。このオケにこの音運び、自分の引き出しでは一生出てこないものです。
全体を通して、単純なスケールなぞりの10レベルくらい上のフレージングの応酬で、これは手癖が馴染んでいないとコピーが意外と大変なパターンのソロだぞ…と聞いてて思いました。
前半はロングトーンあり、後半は譜割をより細かくした音運びとなり、メリハリがついている…はずです。頭では総判断するのですが、きっと僕はメタル特有の大仰な上下大移動フレーズに毒されすぎたのかもしれません。やや平坦にも聞こえる瞬間があります。休符の少なさでしょうか。
この豊かな音使いは、この武器をとって戦うような終始全開オケよりも、もっと抑揚のある曲調と優雅に調和するかもしれません。つぎはバラード調のオケでソロコンテストをふっかけてみたくなります。そんな期待膨らむ演奏をお寄せいただきました。栽培スペースはお隣の列かもしれませんが、ギター音楽を愛でる部分では同じ畑です。これからも刺激を頂きたいです。
むしろですね、これ僕以外のもっと音楽性が広く豊かな人間がきちんとレビューをしたらどう映るのか、非常に気になります。


エントリーNo.⑥


カルムさんからエントリーいただきました。ありがとうございます。
もう10年近く親交のあるカルムさんでございますが、ここで僕は彼をひいきしてはいけない。平等なレビューを心がけないと・・などと心に言い聞かせこれを書いているわけです。
まずこのギター、特殊も特殊、和楽器バンドの桜村眞(町屋)さんシグネイチャーのSagoですが、ネック長えのなんのですね。昔のフェンダーのBass VIかよみたいな感じですが遥かにモダン仕様のようです。フロイドにSSH配列かつフロントがP90、約33インチスケールの29F。じゃじゃ馬にも程がある…開放弦チューニングがBから。よってカルムさんは2カポでC#mのキーに6弦開放を一致させて演奏開始されます。
出だし5フレットと3弦4フレットを駆使したハーモニクスのみ、そこからアーミングを多用した反復系フレージングへ。オケのリズムとは完全に別の動きをするため、こちらは意図的な外し方か、外れてしまっているかの受け取り方が危うくもあるところです。♭5で暗い雰囲気を助長する音使いはGood。
そして転調後四拍子へ。C#mからE♭mへ、2度上への転調、ギターにすると2フレット分上への転調なわけですが、なんと…カポの位置をスライドさせるという力技…なのですが力技と思わせないくらいスムーズ。
そこからはSHの朝と夜の物語が聞こえてきそうな、タッピングを交えたフレーズへ。0.23の半音下がりは叙情的で好き。ここは比較的色々なテクニックを複合的に組み合わせた展開ではありますが、全体的に少しリズムがかっちり収まっていない印象を与えてしまう部分がありましたので、6連符、8部音符など区切りをより明確に示すとオケとの重なり、聞き手側によりシャープな印象を与える演奏に寄るのではないかと思います!しかしカポを動かした意図通り開放弦を交えたフレーズはしっかり生かされていますね。
あと個人的な好みでいくと、ビブラートがもう少しゆっくり+幅を広げた揺らし方だとダイナミックに響くのではないでしょうか。
これからも仲良くしてね(震え)


さて、そろそろ気軽に感想を書きますと宣言したことを後悔しそうなくらい、演奏の意図をしっかり汲み取れているか己の力量に不安を覚えてまいりました。お門違いなことを書いていたら逆にご指摘いただきたくらいです。僕も勉強いたします。でもこのようなきっかけも得られるので、なんか早くも開催してよかったなぁと思ってきました。
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#GTAソロコンテスト エントリーレビュー②

こんばんは、メルです。
先日12月2日に僕のオリジナルトラックを用いたソロコンテスト企画を上げさせていただきまして、もともと使っていなくて処分するのも二束三文であろう機材を景品にしております。
詳しくは告知ツイート1つめ告知ツイート2つめを御覧ください。

今日はYouTubeを覗けばどこもかしこもスマブラSP配信じゃないですか。
まぁ話題やコンテンツ、イベントが多いというのは良いことだよな~とか結構冷静に見ていたんですけど、いやまてよ、そういうイベントを気軽に楽しめるスタンスのほうが絶対人生楽しいじゃないか、とか無駄に考え直しました。
なにせ、今日は全く凄くないこの1アマチュアが主催するソロコンテストに応募が2件もありましたからね!
本当にありがたいことです。今度から発信側として頑張っている人たちにもっと肯定的目線を送ろう。まぁネットなんて温度差だらけですから、他人の目を気にしすぎないのって大事なんでしょうね。

前置きはここまでにしまして、エントリー頂いた演奏に全力で感想を綴るシリーズ2回め。
※せっかく寄せていただいた演奏ですから、良い部分そうでない部分含め真剣にコメントさせていただきます。偉そうに見えたらすみません。
※時期やその時の状況によって文字量が変わります。多い少ないあると思いますがご了承下さい。


エントリーNo.2はこちらです。


エルカさんによる作品です。エントリーありがとうございました!
美しいフレイムメイプルのトムアンダーソン…PUがダイレクトマウントになっており24fもある…これはAngelでしょうか。美しいギターです。
演奏のほうですが、まず入りはディミニッシュの6連符からスタートこれはブルータルなソロが始まるのか、、
と思わせつつ本気で驚いたのは、次に来る部分の音数の少なさ。
これは僕であれば限りなく勇気が要る戦法です。
正直、このオケを作ったときのイメージとしては、メタルって詰め込んで弾いてなんぼじゃんって発想(もはや古い考えなのかもしれませんが)で、とにかくテクをぶつけてくるソロを想定していたわけです。
ここでこれですよ。完全に意表を突かれました。半音でぶつけるフレーズや重ね録りのハモリフレーズも駆使しつつアンビエント感も感じさせる運び方で、伝統的メタルとは全く違うベクトルのアプローチを見せてくれます。今度真似します。
低音弦のハイフレットも、巧みなローカットを施した音作りでもっさり感は皆無。
そして転調後、前半との対比を際だたせるようにメロディを全面に押したフレーズの応酬。
個人的ベスト重ね賞は0:24です。そしてそこから疾走感を殺さないドラマティックな音程の上下を含む展開。弦移動やポジション移動が非常に多いので普通にかなり難易度の高い音運びなのですが、まったく雑音無く1つ1つの音がきれいに発音されております。
最高峰のG.O.D.のコンペならばさておき、僕レベルから見ると非常に妬ましいレベルの発音のきれいさです。これは武器だと思います。そもそも運指フォームも理想的ですもん。
そして締めの符点四分-符点四分-四分のキメのところはオケにきっちりと合わせてくれました。
トータルで音符のケツまで綺麗な演奏だと思います。主観ですが、多くのアマチュアギタリストは音符の頭(アタック)はよく意識しますが、ケツ(音符の切れ目)は曖昧になっている演奏が多いと思っています。エルカさんはその点一歩抜きん出た整い方を感じさせました。
なんか褒めてばかりですね。せっかくなので伸ばしたら良い点も書きたいんですけど、正直あまり思いつきません。この上のレベルはもう好みの世界じゃないか…とか思うんですけど強いて書けばビブラートやグリスあたりの映像と音のミスマッチがちょっと気になったかなくらいです。多分動画を作る人しか気にならないですね。不甲斐ねえ…



エントリー No.3


燐華さんの作品です。
シェクターダイヤモンドシリーズのC-1Classicです、僕も使ってました。GIT MASTERS2005の渋谷DUOで弾きました、懐かしい。
確かシリーズ初年度の仕様が3ノブで、2代目が2ノブに、そして3代目がインレイがパーロイドからアバロンになったのですよね。
よすよす。
さて、演奏の方なのですが全体としてオケを凄く良く聴いてくれているのが伝わってきます。ものっすごく丁寧なんです。
そうです。今回のオケはずばり「ソロを乗せにくい」オケです。スケールなぞっててもうまくいかない場面があると思います。
そこで、恐らくは「アームやスライドを多用する無音程アプローチ」またはそれに順する「メロディ感を減らしたアプローチ」に行くか、またはとことんまでオケの音を解明して調和させていくか、の2択におよそ迫られると思います。
燐華さんは後者を選択されたのだと思います。
3拍子の部分では半音系も混ぜつつ、決して平坦な段階的上下ではない、一筋縄ではないフレージングが聴けます。しっかりとメロディーを構築する意志が汲み取れてとても好感が持てるものです。4小節ごとに2回くる4拍子の1回目はリズムギターとオク違いのユニゾン。これは聴き方によってはオリジナルのメロディを採っていないと(ネガティブな見方で)見られるかもしれませんが、僕はそう感じません。ここはソロを聴かせるために大きな音量で別の動きをしても成り立つ部分ではありますが、リズムギターの動きがちょっと邪魔なので音がぶつかるリスクが一番高いところです。燐華さんはこの部分をリズム・ギターとのユニゾンを採ることで決めフレーズ的に節目を悟らせる演出をされました。
この3拍子のC#mの音運びは非常によく作り込まれているものだと思います。
そして転調後は6連符が丹精に並びます。ここは変拍子の面倒くささから開放されて速弾きしたくなる部分かもしれません。そこからナチュラルに繋がる0:19~は運指難しいぞこれ…と思うのですが良いメロディかつきれいな発音です。
ここはスケールなぞりでも形にしやすい部分ではありますが、上昇と下降のバランスの良いフレーズからD♭m上でのD(♭2度)を大事にする音の組み立て、そして締めはまたしれっと難しいコンパクトなスウィープでキメてくださいました。
0:26の一音だけ外しているように聞こえてしまったところではありますが、それ以外、オケに埋もれない音作りとしっかりと頭を使って構築されたパッケージとしてのソロを楽しませていただきました。テクで火花を散らすように見せつつ、その後ろでは理知的に調和している、素晴らしいと思います。


自分が作ったオケに他人の音が混ざることは多くありません。こうして自分には無い感性の音使いが聴けて、僕自身がこうして感想を書くために真剣にそれに向き合ってみるというのはとても良い経験です。
年末まで開催してますので、まだの方はご検討下さい。こんな形で全力で感想を書かせていただきます。

(僕はスマブラはフォックス使いです。)
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#GTAソロコンテスト エントリーレビュー①

こんばんは、メルです。
先日12月2日に僕のオリジナルトラックを用いたソロコンテスト企画を上げさせていただきまして、
もともと使っていなくて処分するのも二束三文であろう機材を景品にしております。
詳しくは告知ツイート1つめ告知ツイート2つ目を御覧ください。
もう、正直なところオケが結構メタルに限定的なソロしか寄せ付けない感じでエントリーがあるのか不安で仕方なかったのですが…


なんと早くも1つ目のエントリーをいただきました。
公言通り、全力で感想を書かせていただきます。
せっかくお寄せいただいた演奏ですから、真剣に書かせていただきます。良いと思った部分、そうでない部分両方併記したいと思います。偉そうに見えたらすみません。

※1つ目なので特に気合を入れて書いていますが、今後の応募数によっては文字数が変動しますのでご了承ください。




エントリー1 北島優実さんによる作品
告知ツイートの投稿から僅か18時間で仕上げてくださいました。
アイバニーズプレステージSVによる滑らかな音作り、シンクロトレモロをアグレッシブに使うスタイル、良きです。
演奏の方ですが、のっけからアウト感のある音使いで、ピックも使ったタッピングの開幕。
類似する音運びが平行移動のパターンがこのソロに最初と最後で2度ほど登場しますが、こういったコードがせわしく動かないバックの上ではとても有効なアプローチですね。
気をつけないと“アウト感”が「音を外している感」に変わってしまう、結構頭を使う構成が要求されるところで、1弦上の高いいくつかの音がそう感じられてしまう部分はありますが、
なにより僕個人的には、「オケのパワーに負けじとテクでぶつけて攻めてくる」感じがとても好きです。
5小節目からは比較的メロディアスな音使いとなり、ディレイの余韻が良い味を聞かせている雰囲気へと移行。♭2や長3度を使ったエキゾチックなフレージングが違和感なく乗ります。休符の使い方もすき。
転調後、単音と和音をバランスよく込めたハードロック系ソロへ展開、フロントピックアップによるメロウな6連符フレーズに流れます。よくこんなポジション移動の多いフレーズを…
ここは疾走感を強めるような、全体で見たときの音符の上昇感を印象づける組み立て方。なるほど、と思いました。今度真似します。とにかくソロの終わりにかけてクライマックスへ登り詰めていくような、純粋に「優れた組み立てのソロ」であると見ます。
締めはすげぇ弦移動のスイープ並行上昇フレーズ。ここはリズムの決めがある場所なので人によって、「リズムに合わせる」か「ギターだけ異なる動きをするか」でアプローチが分かれる部分だと思います。
北島さんはここを頭の音符を揃えたスイープで、上昇フレーズの最高潮への導く役割をもたせられました。これも自分の中にはまったくなかった発想です。参考にさせていただきます。



以上、引き続きエントリーお待ちしております。
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(機材売却の説明)Ergo

ご覧いただきありがとうございます。
この記事は機材売却用の説明です。
※正確な情報を心がけますが100%の正確である保証はできません。

コンディションなど、良い部分悪い部分書きますのでご覧になった上で
ノークレーム・ノーリターン、一般的な連絡が可能な方にお願いします。

現状渡し・買ったときについてきたハードケース付属・送料こちら持ち です。
※ハードケースは角型、コンディションは並(一部傷あり)、型落としではないものです。
発送時には隙間にエアパッキンをすごくたくさん詰めます。

ギターの基礎情報
ブランド:Ergo
モデル名:なし
アメリカの個人制作家(記憶が正しければ)ジェシー・ブルーさんの作品です。
したがってMade in USAのワンオフハンドメイドギターといえます。
5年ほど前にebayで購入したので、僕がファーストオーナーです。

基本スペック
ボディ:ハードメイプル
ネック:ハードメイプル3P 確か25.5インチスケール
指板:うっすらバーズアイメイプル
フレット:ステンレス製24f +0フレット
ナット:メイプル
ブリッジ:チューンマチック+ボディ裏通し
コントロール:1Vol、1Tone,1PUロータリーSW(3way)
PU:ウィルキンソン製P90
重さ3.1キロ(家の体重計なのでおよその数値)
フィニッシュ:全身ラッカーつや消し
ペグ:ウィルキンソン製 階段ボタン


細かな仕様・・コンディション・注意事項

(赤い字は特にちゃんと読んでくださいませ)
ご覧の通りボディのハンドカーブがとても美しいギターです。
これでもかとオールメイプルで構成されており、ボディは薄いのにあまり軽くありません。
手作業ならではのボディカーブ、ヘッドもアーチトップ(!)になっています。
ボディ裏には舟形ジャック、ピックホルダー(サンプルで挟まっていたプラ板を入れたままです)があります。

○ネック裏に塗装のダメージあり
○ナット幅は39mm(けっこう狭い)+厚みはそこそこあるネック
 いわゆる速弾きしやすいモダンシェイプではないのでコードかき鳴らす演奏のほうがしやすいです。
○ピックアップは出力弱めのタイプ、モデル名は書かれていませんでしたので把握していません。
○ロータリーSWもメイプルノブですが、若干遊びあり
 →メイプルが中で割れてるかもしれません。ライブでの瞬時の切り替えを想定するならば付け替えが必要です。

○ピックガードはがっちりマウントされており、便りなさはありません。
○チューンマチックのサドルもやや動きやすいサドルがあります。実践で使う場合は交換推奨。
○スルーネックですが、ハイフレットのアクセスはまずますです。
17フレットあたりからボディの厚みに合わせていっているので、アイバニーズなどには劣ります。
○フレットが一部くぼみあり。個人的には演奏に致命的なレベルで差し支えるほどではありませんが。
ソロを弾くと気になるかもしれません。ポリッシュでは取れず、根本的にはすり合わせ必要案件です。

○その他ハンドメイド起因のがばがばさを感じる部分があるかもしれません。


ということで、お店で売っているギターのように弱点無しで、買ってすぐノーストレスで弾けるギターではありません。
ある程度知識がある方、リペア前提でもOKな方、カスタムしていきたい方におすすめです。

順番があべこべですが、全て無加工・2018年11月25日撮影の写真を載せます。


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ネック裏にラッカー塗装がクロスと反応して、手触りがお劣る部分があります。
青いのはモーリス製の青いマイクロファイバークロスの繊維が癒着しました。
ラッカーにも色々あるみたいですが、あまり丈夫な部類のラッカーではないかもしれません。

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コンディション
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hide memorial Liveに行った話

小さいながら連休があり、終わった。
一足先に明日から仕事だ。
とはいえ業種によって休みなんて様々だから、連休なるものが取れるだけありがたいのだろう。

何かと気が沈み気味の連休だったのだが、
連休直前にして彼女と別れたりしたのがでかかった。
一緒に普段遊ぶ友人もご家族の病気でスケジュールが立てにくい。
実家は仕事で忙しいから帰ってもなぁ。。。

だいたいこんな時は家で無為自然として引き籠るのが性に合っている。
しかし気分が沈んだ状態で人と会わないと、まぁ例に依れば底なしに沈むものだが、
良くも悪くも年を重ねたので以前ほどではないかな…という塩梅だ。

で、一昨年に転職した職場の先輩がかなりディープなメタラーで何かとメタルの話に花が咲く。
その先輩に先日お誘いいただいたのがタイトルのフェスである。

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hideが亡くなった1998年、幼いながらリアルタイムで経験していたもののhideやXファミリーは全く通ってこなかった。
むしろギターに触れたのは2000年前後だった気がするから出来事自体は後追いだ。
最初からDEEP PURPLEでイングヴェイでソナタアークティカに行ったので、ジャパメタを見下す心算は無くも
ドラムの音、ギターの音・ソロの速さ、ヴォーカルのパワー、何もかも物足りなくは感じた気がする。

言い換えると当時の僕はhideの魅力が理解できなかった。今では理解したかというとそれも怪しい。
あの手の音楽はファッション要素が強いし、何よりギターソロがメタル的ではないから、という根拠のみだ。
しかし周りにも好きな人が大勢いたものだから、何となく無視はできない。
何となく若者が好む音楽だからと馬鹿にしていたかもしれない。最初は拗らせますからね。

そんなわけで、超見たかった訳ではないもののチケットが余ったという話だし、
人との繋がりには感謝して、少しの予習を以て臨むことになった。
基本的にはインプットのオンパレードだ。

先輩の言った通り、客層は僕よりも半回りから一回り上の人たちだ。
しかし、ピンクの髪、黒マスク、鋲、YOSHIKIファッション、ピンクのジャージ…
シャバでは「いい年をした」人たちが、ここでは各々すき好む成りをする。
見かけ上は悪そうなのに見る人見る人分別良さそうな「いい大人」な感じだ。

まるで1998年の空気感がそのまま20年後にワープして来たかのような感覚に陥った。
何故か、当時全力でその雰囲気を謳歌した身でなくともある種のノスタルジーを感じざるを得ない。

そんなわけでフェスは見たいバンドだけ見るのもありだがここは全編見てエンジョイすることに。

1つ目、J
ルナシーのベーシストのソロバンド。初めてまともに聞いたのだが、とても骨太かつストレートなロックだ。
どちらかというとESPのカタログでJのシグネイチャーベースはバッチリ知っていた。
余分なエフェクトはいらないといわんばかりの小細工無し感。
なんか聞いたことがあるサビが結構ある。

2つめ、氣志團
テレビでよく見るので、比較的わかりやすく楽しい。氣志團万博なるフェスが行えるほど人望が厚いのも納得できるような面白いMC。なめていた。MCが面白すぎる。
ステージングが全て高次元で面白い。ワンナイトカーニバルと逃げ恥ED(タイトルは知らない)をマッシュアップしたアレンジをお披露目していたのは熱かった。

3つ目、defspiral
ミドルトーンが色気たっぷりのヴォーカル+ヘヴィな楽器+テクノ系シンセのV系ロック。
ギタリストさんは何を使っていたんだろう...freedomかNiLか…遠くてよく見えなかった。
全体的に超格好良かった。VersaillesとかKamijoから様式美を無くしてヘヴィさを強化したサウンド。
新発見。ただワンマンなら絶対格好良いMCも僕の中では前の氣志團の面白さに喰われていた。

4つめ、ZIGGY
ポスターがなんだかマリリンマンソンぽかったのでそんな感じかと思いきや
分かりやすく親しみやすいロック。今年55といっていた、確か。
非常に良かったのだが、一番の新発見はドラマーのChargeeさんのプレイ。メタラー的に圧巻。
パンクというらしいが詳しくない人間からしたらヘアスプレー全盛のLAメタルに聞こえる。

5つめ、布袋寅泰
何だかんだ日本のギターヒーローだが一度も聞いたことが無い。僥倖だ。
Zodiacのテレキャスで弾く。キレッキレで、ピロピロじゃない演奏なのに素晴らしいぞ。
中盤ではZemaitisのシェルトップに持ち替え。こういうスタイル良いギターヒーローが持つとめっちゃ絵になる。
最後には、HOTEIシグネイチャーの柄をしたモッキンバードが登場。
これはぐっと来た。hideのファンであればもっとぐっと来たのだろう。

ラスト、hide with spread beaver
ニュースで見たことがある。hideの映像に楽器隊が重ねてステージを作るあれだ。
同じころのニコニコ超会議では画面の中のYouTuberがライブを大盛り上げしているので
今の時代に於いては何ら違和感のない仕様なのだろう。
ピンクスパイダーやロケットダイブといった名曲は分かったのでノれた。
ラストの盛り上がりが非常に心に来るものがある。
一人のスターは20年という時間を経て尚ここまで人を動かすのか…

全体的にピロピロソロはほとんど無かったので、飽く迄僕のど真ん中の音楽ではないのだが、
往年のベテランバンドが磨きぬいたロックを演奏する、というのが大音量で楽しめたのは
本当に有難かった。先輩ありがとうございます。


hideが生きているのなら、きっと20年後なりの形に進化させるのだろう。
だがその指標がもう見られないのだから、ここにいる人たちは20年前に感じた気持ちを
思い出しに、確かめに来たのかもしれない。
だから、2018年の今僕が感じた「1998年」は前進の拒絶ではなく、若い心を揺さぶられたものへの回帰、穏やかな懐古なのだろう。
ロック史には1969年に話がよく黄金期として登場するが、それに似たものなのかもしれない。
全部僕の都合の良い憶測だけれども。

という事で大物バンドをレビューするにはあまりに稚拙で雑ではありますが、自分自身の回顧録として。
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