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#GTAソロコンテスト エントリーレビュー④

こんばんは、メルです。

ソロコンテストにエントリーしていただいた演奏に全力で感想を綴るシリーズ。
このレビュー記事も4回目となりまして、これまで一年に2回とかだった記事更新が一月の間に4回というペースアップをしております。特に差し迫りもしなければ誰かにせがまれることもない、マイペースな趣味の一貫ではございますが、今回の企画は流石に公言した手前頑張ろうって気になります。宣言するって大事ですね。
そういえばパソコンでブログを見ると横幅が足りずにツイートの引用がはみ出ているのですが、皆様の表示はどんな感じなのでしょうか。昨今モバイル端末が殆どという話も聞きますが、僕はそこまで配慮する余裕がございません。大体画面サイズで改行位置変わる想定すると、短い行を多用した芸能人ブログのレイアウトになりますからね(あれってモバイルだと読みやすいんですよね、よく考えられています)。

さて、ソロコンテストに7~9件目のエントリーをいただきました!
思いの外僕のソロコンテストの存在が知れ渡っているようで嬉しい限りです。結構労力を持っていかれておりますが真剣にレビューする気力を振り絞ってやり遂げたいと思います。
せっかく寄せていただいた演奏ですから、良い部分そうでない部分含め真剣にコメントさせていただきます。偉そうに見えたらすみません。
時期やその時の状況によって文字量が変わります。多い少ないあると思いますがご了承下さい。

エントリーNo.⑦


中嶋弘(なかじさん)さんよりエントリーいただきました。ありがとうございます。
「7というのは、数秘学で最も神秘に覆われた数字なんだ。だから私はアルバムの7曲目にはいつも特別な曲を用意する」と語られたのは偉大なるSteve Vai先生でございますが、7番目にエントリーしていただきました中嶋さん、ヴァイ先生にも通ずる僕のど好みの浮遊感満載のアーミングとフリジアン、いやプラス長3度の音運び。そういえばこちら出だしのド頭に音を入れないアプローチ、当コンテスト初めてです。このアーミング操作ですが、プリング/ハンマリングも駆使して単なる音程の上下のみならずしっかりと「安心できるアウト感」も表現の一部になっているところが素晴らしいです。
どうツイートを拝見する限りアドリブを主体として組まれたソロとお見受けしますが、一発通し弾きでこの構成力、撮影前に数周手慣らしに弾かれたとしても高い演奏力と思います。むしろフェイザーとディレイを掛けたハムバッカーとフロイドのギターでも聴いてみたいぞと、個人的な希望を持つところです。
後半、4拍子に入りフルピッキングの詰め込み系シュレッド。フロントピックアップに一切切り替えない男気です。結構なストレッチフォームも入りつつ4小節のあいだ弾き通し、その後上ってくるフレーズ、後半は休符を巧みに絡めたソロ内でのキメフレーズにインパクトを持たせる括り方です。音の切れ目を聴くとそれなりにスッキリしたゲイン量かと思いますが、オケに全く負けないパワーを感じさせてくださいました。「トーンは指で作る」を感じさせる演奏・指板からも使い込み具合が伺えます。そういった意味でのロックフィールを感じる質の高い演奏でした。


エントリーNo.⑧


池木 紗々さんよりエントリーいただきました。ありがとうございます。
これは…打ち込みでしょうか、音符の切れ目や所々生ギターとは少し違うフィーリングがありますね。でも打ち込みにしては妙にリアルだな…などと冷静な判断力を失いつつあります。間違えていたら極めて失礼ですので、ソロ構成についてレビューをさせていただきます。
中音がふっくら目のフュージョンやポストロック~ブルースにもマッチしそうな甘めの音ですがシャープさを欠いている訳ではなく、適切なハイの量を含んだバランスの良いサウンド。音の並び方は、ガスリー・ゴーヴァンみを感じる、僕からしたら「すごい偏差値高い」理知的な作りです。映像がないのですが来ていると、長い指で無駄のないフィンガリングをしている映像が浮かんできますね…。ところどころ鍵盤的な、ギターの指の動きの制約から解き放たれたような動きが非常に興味深いものです。
4拍子に入ってからは規則正しい16部音符のレガートフレーズ、これはバッキングのギターをもうちょいシンプルにしたらメロスピ的疾走感を演出するようなパートになったかもと妄想。0:22なんてSetSatさん的ピッキングハーモニクス味付け。◎。その後は、(スケール名わからないんですけど平調子?)日本的情緒を含むスケールに基づいたフックを設けられておりますが、ここでこの試みを思いつく人は少ないのではないでしょうか。大体変拍子から開放されたことでシンプルなスケールで自由に弾きたくなる部分だと思います。冒頭で「理知的」と書きましたが、激しい音楽におけるポジティブな意味での攻撃性を失うわけでもなく、フィルインの部分に散らばる早いパッセージなどはとてもスリルを感じさせる、オケに全くパワー負けしないソロでした。
池木さんは普段やらないジャンルと書かれていらっしゃいますが、この手のジャンルの魅力を理解した、とても密度の高い作品であると書かせていただきます。というかメタルで戦っていけます。

エントリーNo.⑨


夜な夜なピロピロおじさんさんよりエントリーいただきました。ありがとうございます。
シェクターダイヤモンドシリーズとEMG707(でしょうか)から出力されるメタル然としたパワーのあるサウンド。iPhone直撮りと書かれておりますが、バランスよく音が入っております。
最初に、メタル的かっちり感がトップクラスだと書かせていただきます。某デーモン閣下は「上手にやることに何の意味があるんだ、ってのが(パンク)ロック。メタルは(演奏が)巧くないと駄目なの。」と神話の時代に語られたとか(適当)
こちらの演奏について僕が抱いた第一印象は、「譜割がとにかく丁寧、楽譜的に整っている」です。さらっと弾かれておりますが、弦移動、ポジション移動、ストレッチ、全て結構難しい要素が複合的に含まれています。プリングオフが連続する6連レガートフレーズは難易度高いと思うのですがミストーンの気配や発音が微妙な箇所一切なし。それでいてテクニック偏向という印象は全く無く耳に残るメロディーを描いています。拍子の変わり目のホールトーンスケールのアクセントもナイス。これはなんというか…よく考えられている知能指数の高いソロです。
後半はネオクラシカルの香りが漂ってまいります。16部音符と4部6連の切り替えが極めてスムーズ、スウィープがあっても全く安定感が崩れない。なんというか、僕なんかがつらつら感想を書いて良いのかと切なくなるレベルで高水準な技巧が詰まっておりました。せっかくお寄せ頂いたので、ためになるアドバイスの1つでも差し上げたいところですが、正直思いつきません。後はもはや好みのレベルだ。強いて言うなら…ライン録りで聴きたい!ってくらいでしょうか。


レビューを書いていてよく感じますが、僕一人の音楽性の幅だけだと狭いなぁと。色々なジャンルの音楽を「聴いたことがある」と「アプローチを理論的に理解している」は全然違うのだと認識させられます。
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